中古一戸建ての契約条件の交渉をする
中古一戸建てを購入する場合、仲介業者や売り主と契約条件の交渉をすることがあります。
中古一戸建ての契約条件の交渉で多いのが販売価格です。
販売価格は、土地の値段と建物の値段の合計金額になっているため、土地と建物の金額を聞くことから始めることがおすすめです。
気になる物件があったら、固定資産税を決定するための路線価をインターネットで調べることができるので、路線価を調べます。
路線価に土地の面積をかけた値は、実際の取引の金額よりも低いことが多いのですが、参考になるため、近隣の路線価も含めて早めに調べておくことがおすすめです。
その物件の固定資産税の支払金額を聞くことも大切です。
固定資産税の納税額のもとになっている土地と建物の評価額を聞くことで、値段が倍以上になっているときには、交渉の余地があります。
自分が思っている値引き額よりも、少し多めの金額を引いてもらえないか聞いてみましょう。
また、中古物件に傷や汚れはつきものですが、修理をしてもらえるか頼んでみると、値引き以上にお得になることもあるのでお勧めです。
重要事項の説明を受ける
宅地建物取引業者が仲介を行ったり、所有している建売戸建て住宅などの不動産の売却をするような場合、業者側には重要事項の説明が義務付けられています。
この重要事項説明では、一般の買主に伝えておかなければならないことが決まっているので、しっかりと業者が言っていることを理解しながら聞くことが必要になります。
中古一戸建てを購入する場合、既存の建物を将来解体して新たに一戸建て住宅を建設することも想定して、敷地が建て替えが可能であることも重要事項として聞いておくことが大切になります。
中古一戸建てで気に入った物件を見つけた場合、すぐに契約してしまうのではなく、基礎的な不動産の知識をある程度自分で勉強し、どのような要点で相手の説明を聞けば良いか理解しておくと、購入後に失敗してしまうことも少なくなるでしょう。
特に建て替えなどについては、不動産価値に影響してしまうことになるので、業者任せにしてしまうことは失敗の元となってしまうことになるでしょう。