中古一戸建ての売買契約を締結する
最近、中古一戸建てを購入することが流行しています。
中古住宅は、新築だと探すことが難しい便利な場所を選択肢に入れて探すことができたり、リフォームやリノベーションをすることで、自分の好みを生かした住宅を、費用の総額を抑えて購入できたりするメリットが注目されているので、中古一戸建てに照準を絞って探している人が増えてきているのです。
購入したい物件があった時には、仲介業者などに申し込みをして、物件をおさえることになります。
購入する気持ちが固まったら、手付金を支払い、本格的に購入の準備に入ります。
売買契約を締結する前に、ローン審査など、支払いの確認が必要ですが、ローン審査に通ると、いよいよ日にちを決めて売買契約を締結することになります。
売買契約の締結では、仲介業者と売主、買主が同席して重要事項説明の読み上げを行い、両者が確認したうえで、土地や建物の売買契約を行います。
重要事項説明の読み上げの時に、分からないことがある場合は、その場で質問しましょう。
住宅ローンを申し込む
中古一戸建ての購入にあたり、住宅ローンを申し込む際には注意が必要です、キーワードは「住宅ローン減税」です。
中古一戸建ての場合は新築と違って、個人間売買が市場の大半を占めています。
個人間売買だと住宅ローン減税の借入上限額は2000万円になってしまいます。
借入額が2000万円で事足りるのであれば、金利のことも考えてぎりぎりの2000万円を借りるのは得策とは言えません。
年末時点で2000万円の残債があるとして、その1%つまり20万円がその年の所得税もしくは翌年の住民税から控除されるとします。
例えば月々の返済額が約7万円だとすると、10年後の残債はよほどの高金利の固定金利でなければ約1500万円をしたまわっていると予測されます。
すると、そのときの住宅ローン減税は1500万円の1%の15万円しか税額控除されません。
単純に2000万円借りたから、10年間で合計200万円の節税効果があるわけではないのです。
この部分を勘違いしないように、詳細なシミュレーションをして借入額を決めていくことが住宅ローンを申し込むにあたっては大切です。